2013年10月22日

日本で最初にアメリカが来航した町〜串本

レディ・ワシントンMINI.png

この船、どこかで見たことがありませんか?
洋画ファンなら、ああ!!あれだ!
と思った方もいるかもしれません。
実はこれ「パイレーツ・オブ・カリビアン 〜 呪われた海賊たち」
で登場した海賊船のモデルで、実在する帆船なんです。
船の名は「レディ・ワシントン号」。

歴史の教科書では現在、
アメリカから初めて日本に来航したのは、
ペリーの黒船だ!!
ということになっていますが、
実は、それよりずっと前に、日本にやってきて、
友好を深めようとした船がありました。
それがレディ・ワシントン号と、
もう一隻のグレイス号でした。

ペリーの来航は、1853年ですが、
なんと、そこからさかのぼること62年前、
1791年3月に、
レディ・ワシントン号が、和歌山県串本沖にやってきて、
寄港した記録が、アメリカで見つかっているのです!!
実は、アメリカは、
19世紀、横浜に来るずっと以前に、
18世紀の和歌山県に上陸していたんですね。

それを記念して建てられた
「日米修好記念館」が、
和歌山県串本町にあります。

修好館.JPG

記念館によると、
レディ・ワシントン号は、17世紀後半、
太平洋を渡って、貿易を目的に、
中国やアジアの国にやってきたらしい。
その途中で立ち寄ったのが、和歌山県串本町大島。

レディ・ワシントン.JPG

来航.jpg

船には、カナダからの、毛皮をたくさん積んでいたようですが、
なにせ、ここは、日本の本州最南端。
温暖な地域で、
みんなが、毛皮に興味を示さなかったんだとか。汗&笑

水平線.JPG

日米修好記念館の上から見える景色は、空と海と豊かな緑。
レディ・ワシントン号と、グレイス号は、
この太平洋の水平線の向こうから、やってきた。

パンフ.JPG

日本で最初に、アメリカと出会った町、
和歌山県串本町。
世界遺産“熊野古道”などにお越しの際は、
ぜひ、足を延ばして、
広がる水平線を見に来てください。
posted by 南 瑠霞 at 10:56| 和歌山 ☀ | TrackBack(0) | 南 瑠霞の串本ばなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月17日

太地町の中学生たちのブルーム体験

私の祖父、村上安吉は、
明治時代オーストラリアのブルームに渡り、
様々な仕事をして、今も現地に名前が残っています。

ロード.jpg
(*関連記事 http://kusimotorukaruka.seesaa.net/article/367568087.html )

そんなブルームには、当時、
うちの実家のある和歌山県串本町のほか、
近くの太地町からも、多くの日本人が、上陸しています。
(*関連記事 http://kusimotorukaruka.seesaa.net/article/375836954.html

太地町には、私のように、
祖父母や、そう祖父母のお墓が、
オーストラリアにある人たちも、大勢いるんですね。

そんな町の歴史を学ぼうと、
太地町では毎年夏に、中学生たちを、
ブルームとの国際交流に送り出しています。

今年も、中学生たちは、9日間の旅の中、
地元の家庭にホームステイして、
現地の歴史を学んだり、日本人墓地を見学したり、
若者たちと、交流をしたりしたのだそうです。

9月に、そんな中学生たちの、
体験報告会に行ってきました。

交流記MINI.jpg

中学生たちが交流したのは、
セント・メアリーズ・カレッジの、若者たち。

歓迎パーティーがあったり、
近郊に出かけて、ラクダに乗ったりと、
日本では体験できない、
様々な出来事があったようです。

歓迎パーティーミニ.jpg

ラクダMINI.jpg

中学生たちは、みんな、
ブルームの若者たちの、個性豊かな姿や、
食・生活の違い、積極的な姿に、にとても刺激を受けたと報告し、
「英語は、文法ではなく、伝えることが大切だ!と気づいた」
「これから、また、いろんな挑戦をしていきたい」と、
目を輝かせて話してくれました。

一人の女の子は、遠いブルームのひいおじいさんのお墓に、初対面、
お花を供える姿が、地元の新聞に紹介されていました。

新聞ミニ.jpg

太地公民館には、
当時の日本人たちが、ボタンの材料として採取した、真珠貝や、
ダイバーたちの、船に送る合図の表など、
様々なものが、展示されています。

ボタンミニ.jpg

ダイバーの合図ミニ.jpg

会場で、最初に挨拶してくださったのは、
太地町の教育長さんで、国際交流協会会長の、
宇佐川彰男さん。とても積極的で熱い方!!
教育委員会というと、最近全国では、
事なかれ主義などで頼りなく、心配される地域も多いのですが、
太平洋の大きな波のような人柄の教育長さんたちが、
しっかり、歴史や思いを後世に伝えようと、
尽力されているのにも、感動しました。

国際交流協会ミニ.jpg

こうして、いろんな歴史を伝えあい、
違った文化に触れあうことは、
人と人のつながりを知ることであり、
自分を知ることにも通じる素敵なことですね。
関係者のみなさんにも、心より御礼申し上げます。

みんなで、こうした思いを、伝えて行こうね。
中学生のみんな、素敵な報告、ありがとう!!
posted by 南 瑠霞 at 12:45| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日系人取材こぼれ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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